ごあいさつ
K sisters’ Ballet Projectは、
金海怜香(次女)亜由(三女)汐美(四女)、+時々佳美(長女)による、バレエを通じて何が出来るかを考え、実現していくprojectです。
4年ぶりに第2回公演を開催することができ、お世話になってきた皆様に感謝申し上げます。
ほんの15年前くらいはまだ高速道路のETCは当たり前ではなくて、私が大学生のときに一人で長距離運転中、料金所を通るごとに人と言葉を交わすことができるのはホッとする瞬間だったのを覚えています。また、回転寿司といえば店員さんがお皿の数を数える、それを楽しんでいました。
どちらの光景もあまり見られなくなったことに、少し寂しさを感じています。とは言いつつ身勝手なもので、身の回りの便利なことはどんどん活用して機械の恩恵を受けているのも事実です。
バレエの世界は、生身の人間が不要になることはないようで、人と人が体で声で会話をしてつくり上げてきたものを舞台に乗せたとき、観る人の心を大きく動かすことがあります。ゲスト出演してくださる音楽バンドの皆さんも、生の体や声で、たくさんの人を感動させてきたことと思います。
今回も情熱溢れるダンサー、バンドメンバー、そしてドキドキの子どもたちが出演してくれることになりました。演者もお客様も、どうか多くの人に、感情をもつこととそれを表現することを恐れずに、貫いてほしい。そしてそれが人の心に届いたときにどんなに豊かな経験となるか、身をもって体験してほしい。そう思って幕を開けたいと思います。
バレエを通してお伝えしたい事…
私たちがバレエを通して20年以上学んできたものには、
姿勢やバレエの技術だけではなく、
物事の考え方、
人との接し方、
視野や心を広くもつこと、
等たくさんあります。
少しでもこの素晴らしさを、人に伝えていきたい。
そして、たくさんの人に、感情をもつこととそれを表現することを恐れずに、貫いてほしい。
少しでも多くの人の心が明るく照らされ豊かになってほしい。
バレエを伝えるということは、必ず音楽の力とも相まって、踊り手にとっても観客にとっても、予想もできなかった新しい世界が広がっていきます。
もちろん、バレエに真剣に取り組むからこその苦悩、悲しみ、嘆き、病みが生じることも否定できません。金海sistersはそういった自分たちの身に降りかかった経験を踏まえたうえで、謙虚に活動していく所存です。
そして、これまでにお世話になり、迷惑をかけて共に成長してきた先生や友人、ダンサー、時には悲しい思いもさせた家族に、感謝の気持ちを抱きprojectを進行していきます。
このprojectに関わるすべての人へ、お互いの成長、今まで知り得なかった楽しみや喜びとの出会い、内面からの美しさ、ぶれない心の軸を得る手助けをしていけましたら幸いです。
金海sisters’ Ballet Project
代表 金海怜香